・10年以上前のこと。家のリビングのソファに寝そべっていました。ついているTVには50歳のサラリーマンが出ています。早期退職の密着取材でした。それをなんとなく観ていました。
夫婦二人暮らし、若いときから外国の投資信託を20年以上買い続け1億になったところで早期退職届を出したそうです。生活費はかなり少なく、質素な暮らしをされていました。早々にローンを返済した持ち家もありました。その方は、公園か川沿いで豆を引いて、コーヒを入れて飲むのが何よりも楽しいと言っていました。
若かった私は、“え、楽しいの?”と、頭にクエスチョンが浮かび、理解ができませんでした。
今は、わかります。よくわかる。わかりすぎる。
したくないことをしていない。それを認められている。それだけで日常の感じ方が変わると思います。