毎日お昼ね

2028年までに健全な心身でFI。ときどきフィクション。

読書の楽しさ思い出す

あ〜面白かった、『懲役病棟』。人気小説を最近読むようになり、純粋に読む楽しさを思い出しました。これこれ。ずっと家で本を読む暮らしがしたいという気持ちになります。

懲役病棟の作者、垣谷美雨さんの本が好きです。だいたいが、世の中の暗い部分に触れて、最後は光がみえるように終わってくれるので安心して読めます。(ドッキリエンディングは昔読んだ『向日葵の咲かない夏』で十分です。友人に借りた本なんですが、今でもその子と会うとこの本の衝撃を伝えてしまいます)

最近読んだ『テクノ新世』に、津村記久子さんの短編がありました。

“この人自身が他人に「何とか」を言えなくしているのに「何とか言え」と要求するのはひどいよ、と思う。”

“人間の感情には通貨的価値がある”

“「ちゃんと聞こえてますか」が

「ちゃんと傷ついていますか」に聴こえる”

正直、くらい。

でも、この胸にくる文章、共感する経験が自分にもあるなぁと思って、他の作品も読んでみることにします。

年末年始は、時間があるので読書にどっぷりと浸かりたいと思います。